老化防止

アラキドン酸は野菜に含まれている?

美容や健康に高い効果を発揮してくれと最近話題になっている成分にアラキドン酸があります。
その成分はコラーゲンやヒアルロン酸と同じように、もともち私たち人間の体内にある成分ですが、必要量を摂取するためには食べ物から補わなければいけないと言われています。
肉や魚や卵に多く含まれていると言われているアラキドン酸は、野菜にも含まれているのでしょうか?

アラキドン酸はワカメや乾燥類の1部には含まれていますが、残念ながら野菜には含まれていません。
したがってその効果を得るには、野菜を食べても意味がないことになります。
だからといって、アラキドン酸が多く含まれている肉や魚や卵ばかりを意識的に摂ることもおすすめではありません。
その理由は、アラキドン酸だけを摂取できても、偏った食生活は健康を害してしまいます。
例えば毎日アラキドン酸が多く含まれる牛肉ばかり食べていると、アラキドン酸の過剰摂取になってしまいます。
過剰摂取してしまうと、そこから得られる効果が得られなくなるばかりか、その逆の効果になることが分かっています。
例えば、アラキドン酸には動脈硬化を予防する効果がありますが、過剰摂取することで動脈硬化を引き起こしやすくなります。
さらに肉の食べ過ぎは脂肪分の摂り過ぎにもつながるので、ダブルで動脈硬化を引き起こしやすくなってしまいます。
脂肪分の摂り過ぎは、その他にもメタボやその他の生活習慣病につながるので、肉の食べ過ぎには十分に注意して下さい。
アラキドン酸を多く含む肉をバランス良く食べるために有効なのが野菜で、野菜に多く含まれているビタミン類は、その吸収を助けてくれます。
そもそも必要なアラキドン酸は通常の食べ物の量で摂取できるため、肉も魚も卵も摂り過ぎには注意が必要で、ビタミンやミネラルや植物繊維を豊富に含む野菜を一緒に摂ることにより、健康的な身体をつくることにつながります。

このように、アラキドン酸には野菜自体は含まれていませんが、それを含む肉や魚や卵と一緒に食べることで、より健康な身体をつくることができます。